手弱女メント

むつごとをしても一人

令和3年11月22日

 

2012年(平成24年)8月23日(木)

茨城の高校生だった私は大好きなバンドcali≠gariのライブの為に新木場STUDIO COASTへ行った。担任に歯医者に行くと嘘をついた。そのライブでは来場者に配布するCDがあった。「さよなら、スターダスト」という曲だった。高校生よりは少しマセた青年の都会の夜と恋を描いた曲で今でも大好きな曲だ。「都会の夜じゃ叶わなかった願いが星になるらしい」「今は大人に落ちていくんです」枚挙にいとまがないほど、好きなフレーズがある。その配布CDを手に、高速バスから見た東京の夜景は、私の中にとても色濃く残っている。あれから9年経って、色々あった。STUDIO COASTは閉館するらしい。私はゲイだけど、ageHaとはこれまで縁遠かった。バンドを見に行った回数の方が多い。でも誘ってくれる親友ができた。それだけで、あの日の自分に誇らしく思える。場が終わっても、縁は残る。